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物性研究室はケイ・アイ研究所発足時から設置されている。
設立当初よりMS,NMRなどの機器分析による未知物質の構造解析、合成化合物の物理化学性の測定、スクリーニング製剤の調製、排水分析を主な業務としている。
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質量分析装置 Mass spectrometer
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核磁気共鳴分析装置 NMR spectrometer
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MS、NMRによる構造解析は発足時より最新型の機器を導入し、合成研究のスピードアップに貢献している。
合成化合物の物理化学性の測定では融点、沸点、水溶解度、有機溶媒に対する溶解度、解離定数、オクタノール/水-分配係数(log P)、土壌吸着性、光分解性、加水分解性、熱安定性、蒸気圧の測定を行なっている。
農薬の物理化学性は農薬原体の植物体内、葉面上、土壌中での挙動に関わる因子である。log Pをはじめとする物理化学的なパラメータは化合物の構造と活性の関係を解析する構造活性相関に利用されている。
物性値の測定は現在ではマニュアル化され、発足当時に比べ、格段の迅速化が行なわれた。それにより合成者が合成化合物の物性値を合成後、短期間で把握できる体制が整備され、合成研究を側面からサポートしている。
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合成研究の初期段階では活性を有した化合物がどの程度の疎水性や安定性を有しているかを把握することが合成展開の指針となっており、ある程度研究が進んだ段階では化合物の物性値と生物活性の関係が解析され、その系統の中での活性傾向の把握に寄与している。また既存剤の物性値と比較検討することで、物理化学的側面から剤の位置づけを行なっている。
スクリーニング製剤はKI化合物の他、共同研究サンプルなどについて正確・迅速をモットーに調製している。
他方GLP機関として、1991年8月より調査・準備を開始し、同年12月にGLP運営システムを構築し、運営管理者、信頼性保証部門、試験部門及び資試料保管部門が設立された。
翌1992年1月よりGLP基準に準拠して試験を開始した。
1994年6月にドイツ政府により、GLP機関としての認定を受け、2000年に再認定された。さらに、2001年12月には農林水産省からGLP試験施設としての適合性確認がなされた。GLP試験としては新剤やその代謝物の品質保証試験、ベンチオカーブ、IBPのような再登録用の物理化学性試験が実施されている。
現在、イハラグループの物理化学性試験を実施するGLP機関として重要な役割を担っている。
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