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合成研究室 / 業務管理室 / 物性研究室
業務管理室
SYBYL操作中
SYBYL操作中

 業務管理室の主たる業務は、研究管理関連と総務関連の2つに分かれる。研究管理関連では研究所長のスタッフとしての機能を有し、研究計画の策定および進捗を管理することであり、また特許を含め技術情報の調査、管理も担当している。一方、ケイ・アイ研究所はGLP施設でもあり、業務管理室は信頼性保証部門、資試料保管部門および運営管理者(研究所長)のスタッフとしての機能をも果たしている。
 更に文書管理、図書管理およびコンピュータシステム管理等、研究庶務的な業務も行っている。
 ケイ・アイ研究所創立以来、コンピュータの導入による研究の効率化と活性化は業務管理室(旧研究管理室)が取り組んできた重要課題の1つである。
コンピュータは当初ラショナルデザインという概念と共に、計算機化学的アプローチをケイ・アイ研究所にもたらした。
 Fujita-Hansch法に代表される多変量解析による構造活性相関や量子化学計算によるコンフォメーション計算に始まり、現在ではSybylが導入されて分子の重ね合わせやCOMFAまで行うことができるようになっている。

コンピュータ室
コンピュータ室

 この計算機化学的手法の導入は、単に複雑な計算によるシミュレーションが実現可能になっただけでなく、構造と活性の関係についての理論的な考察を行う風土をもたらし、ケイ・アイ研究所における分子設計に芯を通す役割をも果たしたと思われる。
 その後コンピュータ導入の目的は計算機化学から、大量の情報を処理するデータベースの利用、特に膨大な自社化合物のデータおよびクミアイ化学生物科学研究所の生物データといった独自データの有効利用へと重点が移った。現在ケイ・アイ研究所では独自のデータベースとして、化合物データベースADAM、特許データベースEVE、生物活性データベースKCSASおよびE-KCSASを利用することができる。


データベース検索
データベース検索

 ADAMは化学構造や物理化学データと化合物番号を繋ぐデータベースであり、ある特定の部分構造や骨格を有する化合物番号を簡単に検索することができる。また、EVEを使えば化学構造から特許番号を検索できる。
 研究者の最大の関心事の1つは化学構造と生物活性の関係である。
過去の膨大なデータの中から、ある特定の部分構造や骨格を有する化合物が、どのような生物活性を有するかが簡単に判れば、より効率的な研究ができると思っていたケイ・アイ合成研究者の長年の夢を可能にしたのがE-KCSASである。

図書室
図書室

 研究速報や報告書は社内LANを通じてWeb上でみることができ、検索も容易である。このように社内で発生もしくは加工された情報を末端のユーザーが直ちに検索利用する体制が整ったのである。他方、市販データベースも充実し優れたものが入手可能となり、反応データベースCrossFireや試薬データベースACDの活用も定着している。
 今後は更に外部データベースの利用を進めていく考えである。
末端ユーザーが必要とする情報を、必要とするときに確実に入手し、利用できるように検索方法および有用データベースの紹介に益々注力し、効率的な研究を可能とする環境を整備していかなければならないと考えている。


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