
合成実験室 |
化合物の合成法は研究者の知識と経験により実験的に試みながら行われる。
従って標的化合物の合成は、合成研究者の知識や実際の実験操作能力、実験結果からの考察力等の合成能力に依存する度合いが高い。
農薬の合成研究者にはターゲット化合物を想定する能力、すなわちデザイン力と合成能力の2つが同時に要求される。基本母核に目標とする農薬としての可能性が判明・評価された時点で、研究テーマの探索、斥侯研究からテーマが確立したことになる。
この時点から、当該基本骨格(一般式)を有する化合物群をまとめて何々系と呼称する。系という形で一般式が特定されると、次は最適化の段階である。
最適化段階は活性強度の引き上げは勿論であるが、物性、選択性、毒性や環境動態等、農薬としての「効き目」以外の性能にも注意が向けられ、最適化と選抜評価の重要な目安として扱われる。
特に物性は薬剤が活性発現にいたる輸送過程の影響を考慮する上で重要であり、ケイ・アイ研究所では物性研の測定結果を参考に相関関係式の導出や各種シュミレーションにより分析・解析を行って利用している。
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