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ケイ・アイ研究所の運営

 ケイ・アイ研究所は、新農薬の開発に係わる研究投資と人材の効果的活用を図るため、新規な化合物の合成研究を主たる事業の目的としてクミアイ化学工業とイハラケミカル工業の共同折半出資により設立された会社であり、両社から研究委託および研究委託料の支払いを受けて新農薬の創製研究を行っている。
 従って、ケイ・アイ研究所で合成された新規化合物に係わる物質特許および農薬・非農耕地薬剤ならびに防疫剤としての基本特許はクミアイ化学とイハラケミカルの共有となり、当該用途に適用した製剤および混合剤に係わる特許はクミアイ化学に、また当該新規化合物の製造方法に係わる改良特許はイハラケミカルに帰属し、イハラケミカルが原体の製造・供給権を持ち、クミアイ化学が当該原体の製剤・販売権を持つという形を取っている。
 研究を開始する毎期の初め(11月)に、両社との三者契約による研究委託に関する協定書を結び、その内容に沿った研究活動を行っている。
 協定書には植物制御剤・病害防除剤・害虫防除剤の各々について、研究ターゲットを明確に規定している。これは、化合物創製研究の最も重要な出発点であり、推進部主導のもとに、新農薬創製に関わる国内・外のあらゆる情報を収集して徹底的な検討を加えた後に三者間の合意を得て、その内容に沿った創製活動が開始されるものであり、三者間の綿密な研究協力を遂行していく上で必須のものである。

開所当時の役・職員一同
開所当時の役・職員一同

新たな鉱脈の発見を目指して

 KIA-1283系を中心として、有望系統が次々に見出された後も慢心することなく、有望化合物系統探索の際に掴み、そして蓄積してきた技術ノウ・ハウを積極的に活用して新規系統化合物に継続してチャレンジしてきた。
また有望系統の見直しも折りに触れて実施した。
 開発6剤が見出された頃の研究所員数は75名に達していた。
現在は世のご時勢に漏れず組織の再構築が進み、その半数に満たない人員である。しかし、少数精鋭の名のもとに、全員が一致協力し研究効率をあげて、新たな鉱脈探しに邁進している。
 幸い各分野に開発候補化合物も見出されつつある。
研究員個々が創造性を高め、失敗に挫けることなく目標に向かって真っ直ぐ突き進む不屈の精神力を備え、そしてひらめきの感覚を練磨しながら再度新農薬の探求に挑戦中である。



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